ぐふふランド

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

グフフランドランドバナー

MENU

松井秀喜さんは間違いなく日本人だった。「不動心」を書評するよ!

大きく成功する人は一体どんな信念をもっているのだろうか?

もし自分が成功者の話を聞けるなら?

大きな成功の話、人には話さなかったような失敗と痛み・・・。

本を通して「インタビュー」しているようなものなのだ。

 

今日は元プロ野球選手、松井秀喜さんの「不動心」を書評するよ!

f:id:gufufu_land:20170408180753j:plain

 

この本との出会い

皆はスポーツしているかい?してなくても応援しているようなスポーツはあるかい?

僕は運動が苦手だから定期的にするものや応援するスポーツがなくてさ。

スポーツの話になるたびに肩身が狭かったんだけど・・・。

 

そんな僕でも松井秀喜さんは知っているよ!ただ知っているといっても「野球をしていた」「ゴジラ松井と呼ばれていた」「メジャーリーグに行った」これぐらい。

 

そんな僕が松井さんの「不動心」を手にするきっかけが、ネットの書評だった。

でもそのページを紹介したかったけど保存していない!

今度から見つけたページごと保存するようにします・・・。

 

すらすら読めて、すごく感動した本だよ。皆におすすめの本!

ページ数も200ページ程度しかないし、難しいルールの話もない。

野球を知らなくてもイメージができる話ばかりだよ。

アマゾンのレビューに「スポーツしているお子様にもおすすめしたい」ってあって確かになー!って思うぐらいだよ!

 

というわけで僕が「不動心」を読んでポイントだと思うところを紹介するよ!

 

 

松井秀喜さんは、派手さのない日本人だった。

本のタイトルは「不動心」です。

このタイトル、まさしく松井さんを表現している素晴らしい言葉です。

本を読み終えればなおさらこの「不動心」というキャッチーな言葉が似合う人物とわかります。

  

どうやら松井秀喜さんは、野球界隈では「地味な人」「表情に乏しい人」「チームメンバーと群れない人」というイメージがあるようです。

 

僕はそんなこと知らずにこの本を読んだのですが、読んでその評判をきけば「確かにそう捉えられてもしかたないかもなぁ」と思うところが沢山あったのです。

それは悪いわけではなく、むしろ「野球」というものをストイックに取り組む故にそうなった、というところでしょう。

 

野球に取り組む姿勢、自分を律する心、自分を応援してくれるファンに対する姿勢。

 

黙々と取り組むその姿は、まさしく「不動心」の塊。

 

松井さんとはどのような方なのでしょうか。

  

無愛想な感じで、けど胸の奥に熱いものを秘めている。

松井さんはなんでも前向きにとらえる方です。

怪我をしても「痛い」と言えばより痛くなるし、ファンも心配する。だから痛いと口にださない。そんな考えをお持ちです。

 

実際はほんの少し痛むだけでも、一度「痛い」という言葉を口にしてしまったら、どんどん痛く感じるようなるものです。もちろん、口で何と言おうと怪我の状態が変わるわけではありませんが、弱い自分が出てきてしまう気がします。

不動心-P20より

 

また試合後のインタビューを受けるときも、淡々と答えています。

試合が終わると報道陣の取材を受けます。記者の方からすれば「くそー。あの球に手を出すんじゃなかった!」と感情を全面に出して悔しがるコメントが欲しいのかもしれません。実際、心の中でそう叫んでいる日もあります。

でも、努めて冷静に「あの球に手を出すべきではありませんでした。次回に対戦するときには打てるように対策をたてたい」など、前向きに話すようにしています。

 不動心-P64~P65

 

こちらも実際に悔しさを口にするとその思いがより形になり、その後のコンディションに影響がでるのをわかっているからなんですね。

それゆえコメントが毎度つまらないと思われる。ちょっと可愛そうな気もするけど本人のスタンスだからしかたがなかったんだろうなぁ。

 

ただ口にしないだけで、悔しい気持ちや出来なかったことに対する無念さはよく感じていらっしゃるようなので、いつも胸のうちには熱い魂を秘めているのだなぁとよくわかりました。

 

人間万事塞翁が馬

松井さんを支える人の中に、家族の存在はかなり大きなウェイトをしめているようでした。

たびたび「父」と「母」のエピソードがでてきます。

不器用ながら、松井さんの両親に対する愛を感じるものです。

 

そんな松井さんの父から送られてくる応援ファックスに「人間万事塞翁が馬」の言葉が入っていたようです。

福と呼ばれることが災いを呼び、災いと呼ばれる出来事が福を呼ぶこともある。つまり人にとって何が幸いで何が災いなのかは、表面的な現象ではわからないという意味ですね。

 

この言葉はかなり松井さんの生き方に現れていて、影響を与えています。

 

松井さんはプロ野球選手時代、大きな怪我を2度経験されています。

巨人所属時代の、1998年春季キャンプに左ひざを痛めています。

ヤンキース時代、2006年5月11日にスライディングキャッチをしようとして左手首骨折。

 

どちらもスポーツ選手としては大きなけがで、特に左ひざの痛みは、今でも付き合っている痛みだそうです。プロスポーツ選手ならだれもが一つや二つもっている「持病」をとうとうもってしまったというのです。

それまで大きな故障もなく順風満帆にスポーツ選手として歩んでいた松井さんでも「とうとう持病ができたか」と持病と付き合う覚悟をしたそうです。

 

しかしその怪我という経験を通して次のように考えたそうです。

膝の故障は野球選手にとって、消して喜ばしいことではありません。しかし、僕はこう考えるようにしています。あのときの自分にとって、必要な怪我だったのではないだろうかと。非常に都合のいい考え方なのかもしれませんが、神様が「もっと体に気を使わなければダメだぞ」「もっと周囲の人に感謝しなさい」と、僕にメッセージを送ってくれたと思っています。

不動心-P50

 

また松井さん本人は、高校生当時、ファンだった「阪神タイガース」に入団したいと思っていたそうです。

実際の結果はごらんのとおり、クジの結果巨人に入団します。

もし阪神タイガースが自分を獲得していたらどうなっていただろう?もっと凄い選手になったかな?すぐに戦力外になって実家に石川県に帰ったかもしれない。色んな思いがあったそうですが、自分を引いてくれた巨人、長嶋さんには感謝しているとのことです。

 

高校3年生の夏、最後の試合で松井さんは5打席連続敬遠をされて一度もバットを振らずに試合を終えてしまいました。

本人としては「打ちたい」「勝負してくれ」という気持ちもあったようですが、逆にこの連続敬遠のおかげで日本中から注目され、それが長嶋さんの目にもとまり、巨人に行くきっかけになります。

 

なのでどんな内容も、時間がたってみれば「よかった」といえる内容に持っていくことの重要性を説かれています。

 

努力できることが才能である 

松井さんはご自身のことを「天才型ではない」と評価されています。

むしろ人よりも進歩は遅かったのではないか、ともいうほど。

 

それは地道な素振りや、大きく飛躍して結果をだしてきたわけではない人生を通して本人が悟っている世界です。

 

どうしても人の成功って大きく見えるし、派手に見える。その裏で行われてきたこと、現在も行われていることは、案外僕らと変わらない地味なことの積み重ねなんだと思いました。

 

松井秀喜さんを通して教えてもらったこと

薄い本の中に、本当に沢山のエピソードがあって、全部紹介したいぐらい。

それらをまとめて一言で表現するのは難しい。

ただ一つのことに取り組む際の姿勢、選んで進んだ道を後悔にせず最良にする選択する力、人をかえずに自分と自分の未来を変えていく歩み。どれをとってもまさしく「一流」です。

 

今回松井さんの本に出会うことで、こういった人の生涯を記した本に興味がでました。今まで全然関心分野じゃなかったけど・・・これからは少しずつ、先人の生き方を受けていきながら、僕としての歩みをしていきたいです。

 

以上。本当におすすめだから皆もぜひ本屋で手に取ってみてね!

もちろん図書館でもよし!

 

松井秀喜さん、素晴らしい本をありがとうございました!